１４８．アスベストが使われた工業製品や建材製品例 | 横須賀市で不動産売却のご相談を承り売却に役立つ情報を記事にて発信

石綿の用途は３０００種といわれるほど多く日本の高度成長期の建築等に国も一時推奨をしていました。石綿含有保温材は化学プラント、ボイラーの本体や配管の保温に使われてきました。

石綿含有建築材料は鉄骨等の耐火被覆材や吸音・結露防止材以外にも内装材（天井、床材、壁）、外装材、屋根材、煙突材などにも使われています。

石綿含有整形板、スレート波形、スレートボード、スラグ石膏板、パルプセメント板等は建材として、建築物の外装及び内装、屋根及び外壁に、窯業系サイディングは建築物の外装に使われ、煙突には石綿セメント円筒が使われています。

住宅用屋根化粧スレートは住宅の屋根に、押形成形セメント板は建築物の非耐力外壁及び間仕切壁に使われています。

非建材としても高温下で使用される工業用断熱材同士の隙間を埋める接着剤、ビニール床タイルやシートに使用された接着剤として使われ、配電盤には耐熱、電気絶縁板が、ジョイントシートは、配管又は機器のガスケットに、シール材は機器等の接続部分からの流体の漏洩防止用の詰め物としてタンクやパイプライン等に使われています。

工業製品材料には石綿布、自動車や産業用クレーンやエレベーターのブレーキの摩擦材に使われています。

塩化ビニール石綿床タイルは当時の事務所の床のほとんどです。

石綿紙はソーダ用電気隔膜、電気絶縁材はビニール床タイルの裏打ち材に、石綿リボンは歯科技工で使われています。