149.アスベストの毒性と危険性

query_builder 2024/03/20
商業施設誘致農地事業承継別荘地
(家型つみき5つ)7・15・22・29

石綿は、前回までに説明したように色々と優れた特性を持つ物質で色々な場面で使われるようになっていたのですが、海外では20世紀の前半には、石綿による健康被害として「中皮腫」や「胸膜がん」の報告があり、1950年以後は工場労働者だけでなく労働者の家族も石綿による健康被害を受けていることがわかっていました。


1972年にはILO(国際労働機関)やWHO(世界保健機関)が石綿の発がん性を指摘しています。


石綿は非常に細かい物質で呼吸時などに肺に吸い込んでしまいます。


溶けにくい物質なので大量に吸い込むと肺に中に長期間とどまります。


石綿の毒性や繊維質で細長い石綿の形状が原因で体の抵抗力が弱ってしまいます。


「石綿肺」は粉じんを大量に吸い込んだせいで引き起こされる「じん肺」が発症し息切れ、咳、たんの増加から始まり、呼吸困難を引き起こし気管支炎や肺がん、気胸などの合併症も引き起こします。


一度じん肺になると元には戻すことはできず病気が進行します。


またシリカ(石英)の粉塵吸入が原因で発生し肺の上の方に異常がみられる「けい肺」の症状も発症します。


国もアスベストの危険性、毒性を認識し始めました

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