356.新幹線の整備計画等
全国新幹線鉄道整備法」では、新幹線の路線計画は国道交通大臣が定めることになっており、建設を開始すべき新幹線鉄道の路線を定める基本計画を決定して公示し、調査の上、整備計画を決定して、建設指示を行うこととなっている。
なお、東海道新幹線(東京~新大阪)と山陽新幹線(新大阪~博多)は、本法制定時点で開業済若しくは建設中であったが、本法によって建設されたものと見做しています。
「整備計画」として、基本計画路線のうち本法で決定した路線は、1973(昭和48)年11月13日に整備計画が決定した
①東北新幹線(岩手県盛岡市~青森県青森市・主要な経過地八戸市付近)
②北海道新幹線(青森県青森市~北海道札幌市・主要な経過地函館市付近、小樽市付近)
③北陸新幹線(東京都~大阪府大阪市・主要な経過地長野市付近、富山市付近、小浜市付近)
④九州新幹線(福岡県福岡市~鹿児島県鹿児島市・主要な経過地熊本市付近、川内市付近)
⑤西九州新幹線(福岡県福岡市~長崎県長崎市・主要な経過地佐賀県佐賀市付近)また、2011(平成23)年5月26日に整備計画が決定した路線は中央新幹線(東京都~大阪府大阪市・主要な経過地甲府市付近、赤石山脈中南部、飯田市付近、名古屋市付近、奈良市付近)です。
その他「成田新幹線」用に建設された成田国際空港付近の路盤や駅スペースは、成田空港高速鉄道が保有し、現在は東日本旅客鉄道(JR東日本)と京成電鉄の成田空港駅に線路利用料を徴収し、上下分離方式で施設の貸付・乗入列車の利用がされています。
「山梨リニア実験線」は、中央新幹線ルートに合わせており、東海旅客鉄道(JR東海)と鉄道総合技術研究所(鉄道総研)が実験を進めこの法律で整備計画が決定しました。
「山形新幹線(福島~新庄)」と「秋田新幹線の一部区間(大曲~秋田)」は奥州新幹線とルートが重複しているが、これらのミニ新幹線は、法規上は在来線であり、整備新幹線として整備されたものではない。
「四国横断新幹線」は瀬戸大橋を使用する計画のため、瀬戸大橋は新幹線・道路併用として設計、建設されています。
瀬戸大橋の鉄道用部分には、在来線上下2線を敷設するスペースも別に確保されています。
「四国新幹線」は大阪より明石海峡大橋と大鳴門橋を使用して四国に入る計画の為、大鳴門橋は新幹線・道路併用で設計されたが、明石海峡大橋は工事費削減のため道路専用橋に変更されました。
よってこのルートで新幹線を通すにはもう1橋又はトンネルを造らなければなりません。
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