402. 思い出の不動産取引と物件調査㉒東京都新宿区住吉町
売主は、小生が銀行浅草橋支店時代(昭和52年~昭和57年勤務)時代から付き合いのある整形外科の医者で、物件は以前の新宿区住吉町の自宅物件である。
物件の立地条件と金額から丸ビルにあるディベロッパーが買主に決まった。
問題はそのあとであった。
売主側の責任と費用負担で土地測量を行った。住吉町は入り組んだ狭い道路が網の目のようになっている。
消防車が入ってこられず、火災の用心として、昔ながらの用水溜めがあり、その後上下水道が完備して用水溜めは姿を消したが、今回の対象物件の下にその用水溜めが売買対象の自宅の下まで繋がっているとはとても考えられなかったし、住んでいた本人もそんなことは予想もしていなかった。
すなわち、土地測量の際に狭い公道と売却物件の敷地内にマンホールの土管がまたがっていました。
これの位置が私有地に重なっている旨を地元牛込消防署にマンホールの位置確認をしに行った際、図面の確認から敷地の端だけではなく敷地内の大半に水槽が埋まっていることが判明して、まずは用水溜めの中にある水抜きが必要であり、消防署の調べでは40tの水抜き作業を行う必要があるとのこと。
即ち売買対象の物件は、用水溜めの上に家が乗っている状態であります。多分買主は建物を取り壊して、一旦更地にして建売用に何戸かを新築して物件販売をする計画ではあるがだから省略してよいというものでもない。
まずは、用水溜めの水抜きを当然実施してもらい、そういう物件であることを買主に知らせ了解を得て取引を進めるか、取引を白紙にするかの判断が必要となった。
多少の価格を下げて売買は継続させた。
買主は戸建て業者であり、当該物件を3戸程度の住宅に建築して販売をする計画の為、毀損の住宅は解体することとして、基礎部分というか敷地内にある用水溜めは撤去することで、決済までの時間が大分遅れたが通常通り取引は完了した。
土地測量士も、買主業者も小生も初めての経験で牛込消防署の警防課の責任者や当初の相談窓口の担当者の他、東京消防庁防災部水利課設計監理係の責任者や担当者も出てきて、処理とお詫びをしてもらった。
買主が小生との今までの付き合いと実績を評価してくれて、取引が継続できたことはラッキーであった。
本来なら取引白紙となっても仕方のない事情であった案件である。
その後買主は計画通り新築販売完了できたので良かったです。
横須賀・三浦の不動産売却相談センター
住所:神奈川県横須賀市久里浜4-6-3
電話番号:046-833-3733
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