406.思い出の不動産取引と物件調査㉖東京都福生市
知り合いの弁護士が、当時の借地権者から依頼を受けた案件の紹介案件である。
すなわち相談主は旧実家の福生市熊川の物件(借地権で地主は立川市錦町に在住)の処分を考えていた。相続した夫人とその子(お茶の水のみずほ証券に勤務で独身とマツダに勤務の息子独身)は、五日市線の熊川駅近くに居住している(息子は別途、その後マツダ本社に転勤し広島県広島市比治山に居住引っ越し)。
地主への地代は、毎年半年分を前払いしている。この実家の裏にある不動産屋の社長が物件管理をしていた。窓口はその不動産屋で、地主には直接連絡ができないと(地代を支払っており、地主に対して、手紙を書いたり電話をしたりはできていた)その不動産屋に言われていたが、仕事の優越を考え不動産屋の社長が調整していたようである。
なかなか交渉が進まないことや過去に依頼した弁護士も動きが悪く、当時の交渉した手紙等を確認して相当長い期間進捗ができず、弁護士を変えて、娘の以前勤務していた会社の弁護士に相談したところ当該事務所の案件として担当弁護士が担当をした。
この弁護士が、小生が以前から付き合っていて、今回小生宛に紹介をして依頼を受けた案件である。対象物件を処分する対応として、借地権として売却する方法、底地権を買い取る方法が考えられる。借地権を売却する場合には、地主の年齢や家族等を勘案して(底地権の所有者のおばあさんが80代の大地主であるが病気がち、一人娘も独身である。
大地主と言っても本家が大地主であって、たまたまこの底地権だけ単独でおばあさんの名義になっていたので単独処分はできる物件)底地権者が借地権を買い取る資金力はないと判断した。
次に底地を依頼人が買い取って転売する等が考えられる。借地権者に色々とアドバイスを送り、接触を図って担当者としての信頼を得た。手紙を書いたり、電話をしたり、手を尽くしたが、なかなか地主側の意向が判明しないままに、小生が首を突っ込んでから、既に1年以上の時間が経過した。
この事案は、結果的には依頼主の夫人の意向通りの物件処分まで約3年を要する案件となった。依頼のあった紹介弁護士からは「さすが矢田さん、根気よく、よく解決できたね。ありがとう」と褒められた。すなわち
窓口の不動産屋を通じ、底地権者(地主)が底地を売却しても良いという回答が来たとのこと。但し底地権の割合を半分5割(この地区は底地権3割地区)にして欲しいと条件が出た(多分窓口の不動産屋のいれ知恵と思う)が、今までのことと今後のことを考えて、条件をのんで底地権を買い取れば、取得後は所有権として売却ができると思われ、窓口の不動産屋と別れの仲介手数料で取引決済を行った。
取引は、買主の夫人が底地権の買取の資金調達の件もあり、70歳を過ぎた夫人での調達は難しく、娘の調達も地元取引銀行の西武信用金庫では断られ、小生が紹介した不動産ローン専門会社の株式会社アサックスが立川に支店があり、借入人の年齢は問われず、金利はやや高いが、不動産の物件の担保力が優先であり、今回は底地権を買い取る案件であり、担保評価は十分と小生元銀行支店長の経験が活き、かつ資金つなぎ的に転売までの期間の調達を紹介しました。
さすがに今はつなぎまでの期間でも6か月は借りてもらわなければならないとの条件は付きました(その間の金利負担は必要)が、無事借り入れができて取引決済になったのです。その間に、転売先、買主を必死で探しました。すると、飯田グループの株式会社アーネストワン福生営業所が牛浜駅前にあり、話を持ちこみ、所有権の買い取りをしてくれることになって、予定通りの物件の処分と決済の目途が付きました。
夫人が2分の1、娘と息子が4分の1ずつの買い取り時に登記をしていた関係で、息子を広島から日帰りで、取引決済に対応してもらったことも申し添えておく案件であった。
その後に、売却して得た金額を使って、娘名義で住宅ローンも組みマンションを取得することまで進展した案件である。取引完了までは、かなりの時間がかかった案件であるが、色々と深い思い出と苦労があったけど、何とか依頼主の言うとおりになった案件として、ちょっと自慢の事案であります。
横須賀・三浦の不動産売却相談センター
住所:神奈川県横須賀市久里浜4-6-3
電話番号:046-833-3733
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